30日で人生に「足し」「引き」をする
Matt が例に挙げているのは、たとえば次の30日だけでいいので「毎日写真を撮る」「毎日自転車に乗る」といったように小さな変化を起こします。
あるいは「テレビを見ない」「ツイッターをしない」「砂糖をとらない」といったように、人生から何かを「引く」のでもいいでしょう。
日常にこうした「小さな変化」を与えることで、いくつかの大きな変化がうまれたと Matt は述懐しています。
- 毎日の記憶がとても新鮮になる。たとえば写真を毎日撮るという30日を試してみた時には、その期間中の写真をどこで、どのような状況でとったかすべて思い出せると彼はいいます。
- 30日だけなら、という心理が働いて身体を動かしているうちに、ダイエットも含めて体質が改善した。
- 同じく30日だけなら、という心理が働くのでちょっと冒険心が高まった。
30日ずつなら、シャイな人でも「もう一歩」を踏み出せるようになるのがこの方法のよいところですね。
「30日」の実践方法
Mattはこうした30日チャレンジを実践するのにいくつかのテクニックも紹介しています。
- 「小さな変化」にこだわること。たとえば「テレビをみない」という変化を与える前に彼は面白いテレビ番組をあらかたみておいて、新しいテレビシーズンのつまらないリアリティショーが始まるタイミングにあわせて30日を始めたそうです。なにか大きな変化を根性で成し遂げるのが目的ではないので、できるだけ小さな変化にとどめることで実践しやすくします。
- 習慣を追加するほうが、取り去るよりも楽なので、別の習慣の追加を通して悪癖から遠ざかるように設計するのがよい
- この30日を一緒に楽しんでくれるパートナーを探すこと
- なるべく面白い、自分が興味をもてる習慣を探してみること
Mattの最後の一言がなかなか心に染み入ります。
次の30日はどうあったって必ずやってきて、過ぎ去っていきます。なら、これまでずっとやってみたかったことを試してみるのはどうだい? 30日でいいから。
成功しても、失敗しても、同じ30日。だったら、次の30日をちょっといつものルーティンを踏み越えて生きてみようじゃないか。そんな力強い言葉です。
やはりライフハックというのは「仕事術」などではなくて、こうした戦略的改善の話だなと納得できますのでご紹介しました。
次の30日、何をしますか?
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